踵に穴が空いたプーマの靴を『シューグー』で補修して延命する

外を歩いていると聞こえてくる「……ケテ……」、「タス……ケテ……」という幻聴を、異世界のお姫様に召喚される前触れだと確信し、あー、ついにきたわ。これは異世界救っちゃう系ですわと胸を高鳴らせていたのですが、ボクには大切な家族がいるし、そんなホイホイと異世界に行ってしまうのは一家の大黒柱としてどうなのか?という問題が浮上したため、「召喚された時刻と同じ時刻に帰してくれるという条件付きで異世界に行きます」と隙きの無いクレバーな提案を心の中で念じ続けていたところ、衝撃の事実が発覚。

これ異世界からじゃない。靴だ。悲鳴を上げていたのはボクの靴だ。踵…穴あいてる…

道理でいつまでたっても異世界に召喚されないわけだ。「タスケテ…」が「モウ…コロシテ…」になったあたりから正直なにか違うかも?とは感づいていたのはナイショさ。

しかしこれは由々しき事態。ボクの所有物を処分することに喜びを感じるパパ特化型ミニマリストの妻に見つかろうものなら即刻処分されかねない危険な状況。いくらこの靴が付喪神すら自殺を厭わない無残な状況に成り果ててしまっていても、キミはボクのお気に入りなんだ!まだ一緒に歩いていきたい!そうだ、ソールの補修、交換をお願いすればいいんだ!いくらかかってもいい、この靴を直してよ靴屋さん!

靴屋さん「その言葉が聞きたかった。8千円だ。」

お前の顔もブラックジャックみたいにしてほしいの?そんな金出すなら新しいの買うわ!

というわけで秒速であきらめかけたのだけど、このカラーがもう売ってないみたい。レッドではなくてバーガンディ。そして黒いラインという組み合わせ。売ってないならしょうがない。自分で補修しよう。「シューグー」と等価交換でソールを錬成!踵の錬金術師!

「シューグー」って?

これはですね、なんかドロッとした粘着性のあるゼリーみたいなもので、乾かすとゴムみたいになるやつです。

公式サイトに使い方の説明がありますし、youtubeにも動画が有るのでチェックしてください。


実際に補修してみた

STEP.1
準備
クリアファイルを切ってソールに貼り付けます。ココらへんを目安に塗っていきますよー、という目印かつ塗ったところがキレイな形になるように。

シューグーがソールとクリアファイルの隙間に侵食してくるのを警戒して、踵のPUMAのロゴの部分には予めセロテープでマスキングもしています。

最初はセロテープでクリアファイルを固定していたのですが、粘着力が弱くてクリアファイルが取れてしまうのでガムテープがいいかも。

STEP.2
シューグー投入
 チューブからひり出したシューグーを付属のヘラ(ガリガリ君の棒みたいなやつ)で伸ばしていきます。このときカンガルーの赤ちゃんぐらいなら死ぬんじゃないか?というレベルのヤバめの匂いがするので、屋外での作業を推奨。

シューグーは乾くと縮むので、実際の靴底のラインより1~2mmぐらい高くなるように塗布しておいたほうがいいです。歩いていれば削れますし。

STEP.3
24時間後

24時間後にクリアファイルを取り外したところ。相当量のシューグーを投入した踵の際の部分が縮んで凹んでいます。足りないところは埋めればいいだけなので、凹んでいる部分に再度シューグーを塗り、ヘラで伸ばして成形します。はみ出た箇所はカッターで削ればいいのでアバウトでも大丈夫。

シューグーは実用に耐えるのか

乾いたシューグーは元々のソールと同等かそれ以上の硬さ。手で無理やり剥がそうとしても剥がれないほどしっかり接着されていました。歩いてみても特に違和感なし。

形や色にこだわりたい人は「多めに塗ってカッターで削る」、「絵の具と混ぜ合わせて色を作ってから塗り込む」等、手間をかければレベルの高い仕上がりにもできそうな感じ。

補修手段としては全然有りだワン!

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