もしキミが男性で、毎日の歯磨きに対して何も感じない日々を送っているのなら、騙されたと思って少しだけボクの話を聞いてみてくれないかな。もしかしたら、その無感動な3分間を楽しいものに変えることができるかもしれない。
難しいことなんてひとつも無いんだ。多分これはキミが「知っている」話で、気づいていないだけだと思うから、軽い気持ちで耳を傾けていて欲しい。
男なら退屈な歯磨きなんてありえない
まず、この世の絶対の真理として、男は総じて電気の力で動くものが大好きなんだ。モーターが回ってるのなんて最高だ。これについては特に異論は無いだろう?
例えばそうだね、目の前にポンッと電動ドリルと木の壁が現れたとしよう。
キミはドリルを手に取って、トリガーを押して、ドリルがウィンウィンと小気味良い音を立てて回るのを確認したら、ニヤリと笑って穴を開け始めると思うんだ。
これがチェーンソーとニョキニョキ伸びた若木だって同じはずさ。誰に頼まれなくたって切りたくなるだろう?
車の自動洗車機はどうだい?大きなブラシが上に下に右に左にグルングルン回っている中へ突っ込んでいくんだ。ワクワクしないはずがない。
だからそういう気持ちを持ったキミが「電動歯ブラシ」を持っていないなんてことは、本来はおかしいはずなんだ。そうだろう?
悪かったのは「歯ブラシ」なんてネーミングなのか、「生活用品」というカテゴリーなのか、もしかしたらその両方なのかもしれないけれど、少なくともボクたちにとって重要なのは「楽に歯磨きができる」とか「キレイに磨ける」とかそういうことじゃなく、「アイツ」は電気の力で1分あたり数千~数万の回転・上下運動を行う純然たるモーターツールってことなんだ。
想像してみてほしい。スイッチを押すと同時に唸りを上げ、手に伝わってくるのは確かな高速振動。恐る恐る歯に触れさせてみるが、そのパワーによってブラシは弾かれてしまう。
大事なのは力加減?それとも角度か?このパワーと振動を上手く扱うには少々手こずるかもなと思いつつもキミの口元には笑みが浮かんでいる。このじゃじゃ馬をどう上手く扱ってやろうかと考えてね。
このモーターツールを手に入れた後のキミの行動を予言しておこう。
キミは歯磨きをするときに普段は見ない鏡の前へ行くようになる。そして大きく口を開けながら、どのルートで、どんな角度で、どんな強さでハンドリングすればそのツールを使いこなせるか研究を始めるはず。普段よりも遥かに長い時間をかけてね。
でも慣れてしまえば2分で全てがキレイになってしまう。
たった2分でスイッチを切ってしまうのは名残惜しいかい?もしにキミに小さいこどもがいるのなら、寂しさを感じる必要は無い。すぐさまブラシを取り替えて、こどもの仕上げ磨きを始めよう。他人の口にモーターツールを突っ込んでワッシャワッシャするのは自分の口をやるよりも面白い。
さあこれでボクの話はおしまいだ。貴重な時間をありがとう。「歯磨きが楽しくない」なんてことはおかしいことだと気づいてもらえたと思うんだけど、どうかな?
さあ、それじゃあキミの人生から無感動な3分を消し去り、エキサイティングな2分を生みだそうか。
ブラウン電動歯ブラシの基礎知識
電動歯ブラシは様々なメーカーの製品があるけれど、とりあえずブラウンを選んでおけば間違いない。なぜなら、世界中の歯医者で一番使われているメーカーがブラウンだから。
電動歯ブラシのグレード
ブラウンの電動歯ブラシのグレードは、高い順に並べると「1.ジーニアス 2.スマート 3.PRO 4.エントリー」になる。
グレードの違いは基本的にはブラッシングモードの数で、グレードが上がれば「やわらかクリーン」や「歯ぐきケア」等、モードの数が増えていく。
エントリーモデルのモードは1つだけ。とりあえず自分で電動歯ブラシというものを試したいというならば、エントリーモデルの購入も悪くない。非常に安価だから
替えブラシ
ブラウンの電動歯ブラシには替えブラシが7種類有り、全てのブラシを全てのグレードに取り付けることができる。組み合わせを調べる必要はない。
取り付けも簡単で、単純に引っ張れば抜けるし、差し込めばカチッとはまる。子供でも問題なくできるはず。
子供の仕上げ磨きには『ブラウン PRO2000』以上。注意することは・・・
- 電動歯ブラシの対象年齢は3歳以上
- グレードは『PRO2000』以上がオススメ
- ブラシは『ホワイトニング』、『歯間ワイパー』以外にする
- やなぎ的には『やわらか極細毛』がオススメ
ブラウンの電動歯ブラシは対象年齢3歳以上。基本的にはどのグレードでも問題ないけれど、オススメするのは『PRO2000』以上。
なぜなら、『PRO2000』以上にはエントリーモデルには無い「加圧ストッパー」と「押し付け防止センサー」という機能が付いているから。
電動歯ブラシを強く押し付け過ぎると、歯茎や口内の粘膜を傷つけてしまう恐れがあるけれど、それをこの機能が防いでくれる。簡単に言うと押し付け過ぎたときは勝手に振動が弱くなり、ランプが光って教えてくれるんだ。
子供の仕上げ磨きをしているときは押し付けが強いかどうかが分かり辛い。なのでこの機能によって、感覚に頼ることなく機械的に押し付けを防止することができる。
ブラシについても重要な注意事項がある。それは『ホワイトニングブラシ』、『歯間ワイパーブラシ』を使わないこと。
カスタマーサポートによると『ホワイトニングブラシ』はエナメル質のやわらかい乳歯には合わないため、12歳以下の子供には使用しない方がよく、また『歯間ワイパーブラシ』はサイズが大きいため子供の口を磨きづらいとのこと。
実際に使ってみたところ、長女(小1)の感想は『マルチアクションブラシ』がちょっと痛い。次女(年少)は『やわらか極細毛ブラシ』で「うひゃひゃひゃ!もしゃもしゃする!!!」と大喜びなので、やなぎ家的には『やわらか極細毛ブラシ』が刺激も少なくてオススメ。
やなぎ自身は『やわらか極細毛』だと優しすぎて磨いた気がしないので、『マルチアクション』でガシガシやるのが気持ち良い!
ブラシの収納はケーブルクリップでどうだろうか
ひっかけておいて、使うときにはスパっと取りたいということで、ケーブルクリップにブラシを挟むことにした。お手軽だがイイ感じ。
(洗濯機の側面に両面テープでくっつけてる)
ケーブルクリップは100均でも売っているので、好きなのを探して使おう。
やなぎ
替えブラシは純正がいいのか? 互換品はダメ?
純正ブラシを買っておけば間違いないんだろうけど、高いんだよね。
正規品のオーラルBの替えブラシ5本で4000円強ぐらい。(800円強@1本)
これが互換品になると、8本で1400円になる…(200円弱@1本)
アマゾンチョイスになっているProyaeの替えブラシは、サクラチェッカーで確認するとサクラ度99%でレビューは信用できないんだけど、実際にボクが試したみたところ…
やなぎ
って感じ。
純正ブラシのノリで磨いた後に歯を触ると、「なんかまだツルっとしてないな?」という感触になるので、普段より時間をかけて磨く必要あるんだけど。
ボクはいつもスマホ見ながらダラダラ長時間磨いているので特に問題なし。
スパっと短時間ですっきりさせたい人は純正ブラシの方をお勧めするよ!