『Nintendo Switch』を購入してから1年が経過したので、育児的に有用だったかを振り返る。

買ってよかったか?悪かったか?と聞かれれば、迷うことなく「良かった」と答えられる。悪い影響を挙げろといわれても特に思いつかないぐらい良かった。

強いて言うならば『スプラトゥーン2』で負けたときに、負けた原因を仲間のせいにすることぐらい? だけどこれはボクの口調を真似てるんだろうなぁ…悪いのはボクです…ボクの醜く弱い心と拙いテクニックが悪いのです…

いや、でもさ、たまに全然塗ってないヤツいるじゃん!?ナワバリなのに!!突っ込んでいってすぐやられるヤツ!みんながー頑張って塗っているのにぃー、塗らないで勝手に先に行っちゃう男子がいましたー。そういうのってよくないと思いまーす!(帰りの会)

——閑話休題——-

で、ボクがSwitchを買う前に一番心配していたのが、娘たちがゲームに嵌りすぎてゲーム漬けの生活になることだったんですけど、そんなことには全然ならなくて、ボクの想像以上に上手に付き合ってくれています。

この話のサンプルは、30台のサラリーマンのボクと、小1の長女と、年少の次女のたった3人分しかないけれど、『孤独のグルメ』ばりに「Nintendo Switchのある生活…そういうのもあるのか」という感じで参考にして頂ければー。

Nintendo Switchを買って育児的に良かった点

1.「楽しい」ということは、ただそれだけで価値がある。それだけじゃないけど

まず、『Nintendo Switch』のゲームが純粋に面白くて楽しい

キャッキャと笑って遊べるオモチャが増えるということは、ボクにとっても子供たちにとっても幸せなことですね。楽しいことが多い生活はとても幸せ。

「ゲームなんて時間の無駄」という意見もたまに見ますけど、楽しいと感じることが無価値に思う人生ってヤバくない? そりゃゲームに費やす時間や金の多寡にもよりますけど、悪影響が出ない範囲でなら積極的に楽しさを追い求めるスタンスを取りに行きます。やなぎ家では。

というかですね、ゲームは時間の無駄ではないし無価値でもない。頭を使わないとクリアできないし、勝てないじゃないですか。これ、めっちゃ思考トレーニング

ボクは教科書的ではない問題(ゲームしかり)に対しても、どんな解決法があるのかを考えるってのは凄く重要だと思うんですよ。むしろこっちの方が重要で、勉強ばっかでゲームとか遊びが足りない人間は「計算はできるけど、問題が解決できない」人間になるんじゃないかなーと感じています。

2.『スプラトゥーン2』は失敗に対する拒否感を軽くしてくれた

うちの長女は完璧主義というかプライドが高いというか、とにかく失敗することを嫌がる性格でして、上手くいく確信がない状況では挑戦を避ける傾向があります。

Nintendo Switchで初めて買ったゲームは『スーパーマリオ オデッセイ』だったのですが、マリオがやられることすら嫌がり、危険な箇所でボクにコントローラーを押し付けてきたときは「こりゃ重症だな…」と感じたものです。

「マリオは何度でもやり直せるし、やられたからって何か悪いことが起きるわけじゃない」と説明をしても、危なそうなところに来ると「パパがやって!」と譲りません。

そんな長女に変化があったのは『Splatoon 2』のオンライン対戦を始めてからでした。


オフラインの1人用モードでは、やはりキャラクターがやられるのを嫌がって、ボクに操作を押し付けていたのですが、オンライン対戦ではなぜかやられてもボクにコントローラを渡そうとしないんですよ。やられることに対する嫌悪感は態度と表情からビンビンに伝わってくるのですが。

正直なところ理由はよくわかりません。戦っている相手が自分と同じ人間だということで闘争心に火が付いたのか、やられてスタートに戻されても、すぐみんなの元へ走っていかないといけないシステムが落ち込む暇を与えないのか、単純にゲームの面白さが失敗で感じる嫌悪感を凌駕したのか。

なにはともあれ「何度も何度も何度も何度も挑戦と失敗を繰り返せる」というゲームのメリットが発揮され、長女は今日も負けたり勝ったりしながら試行錯誤を繰り返して楽しんでいます。

普段の生活でもゲームと同じレベルで…とまでは行きませんが、以前より失敗に耐性がついたのか「挑戦しよう」と思うハードルが若干下がったような気がしますし、失敗してもいい意味でユルく「まぁ……いっか!」と引きずらないケースも増えてきました。

結局のところ失敗なんて誰もがするし完璧に避けては通れない。そこから何を得るのか、どう成長できたかが重要であって、子供たちにはそういう認識を持ってもらいたいんですが、『Splatoon 2』のオンライン対戦は長女がその感覚を掴むための良い機会を与えてくれたなーという感じがします。

「失敗」⇒「反省、改善」⇒「再挑戦」のサイクルを高速で回せるのもゲームの良いところですねー。

3.『ゼルダの伝説BOW』はハイレベルな知育ゲーム。問題を解決するための思考力をゼルダで養う

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。


この作品、単純にゲームとしても凄まじい面白さなんですが、高い柔軟性を持つシステムと、それを利用した謎解きが素晴らしく面白い!ボク的には脳トレとか知育ゲームが目指すべき到達点の1つがこれだと思うほどです。

現実感のある物理現象が再現される3Dの世界で、モノを燃やし、凍らせ、磁力で引っ張り、時間差を計算し、エネルギーを蓄積、放出させ、方向を考え、重力を考慮し、飛距離を想定し、様々な謎を解いていく。はっきり言って大人が脳みそをフルに使ってもゴールできない謎解きが何個か出てくると思う。そんなレベル。

↓ほどほどの難易度の謎解き


 

ゼルダは基本的にボクがプレイしていたのですが、謎解きに入ると横から長女がもーーーーーーーーーーうるさいうるさい。

「あの石をあそこに乗せるんじゃない?」「どう考えてもあの並び方はおかしい。なんか変」「あの光ってるところに矢を打って!すぐだとダメなのかな?じゃあボム?」「あのへんなやつを燃やすんだって!絶対!上と繋がってるじゃん」「それはこっちの部屋じゃなくて向こうの部屋に持ってくんじゃない?」「ダメ!崖から下りないで!気付かれる!風上にまわって!陰からボムを投げて!陰から!陰からーーー!」

ちょっと静かにしてくれーー!!!!!

終始こんな感じ。

「それ!いい線いってるんじゃない!?」ていう発想も多いし、長女が色々なことを考えてるなー、頭使ってんなーってのが分かるので、やっぱり知育的にも素晴らしいゲームだとボクは思う。こういう頭の使い方は国語や算数の勉強で鍛えられるようなものではないので、そういう意味でもこれは貴重な経験。

次女?

次女はボクが晩御飯を食べている間、木を切って薪を作ったり、キノコを拾ったりするのが仕事。ボクがご飯を食べ終わると「今日もいい仕事しましたわー」って顔でコントローラーを渡してくる。

次女「次女ちゃんが採ったキノコ勝手に食べちゃダメだよ?」

え?ダメなの!?

食べるときは次女に申請して、許可が出てからじゃないとダメらしい。お役所仕事か!

4.ゲーム仲間としての横の関係性を築ける

ゲームを買ったら子供だけがやるのではなく、親も一緒になってやってほしい

親と子はやっぱりどうしても「指示を出す」「命令する」みたいな上下の関係、縦の繋がりが強くなりがちだけど、一緒にゲームを楽しめるのなら上下がないゲーム仲間として横の関係性も持つことができる、はず。

人と人とは色んなもので繋がってたほうが、トータルで考えて強い繋がりになると思うんですよ。

もし親子の関係で何か問題が発生して、それでギクシャクすることがあっても、親子以外の関係性(ゲームなり、スポーツなり、趣味とか?)があれば、いきなり関係が途絶することはないし、修復の手助けにもなるよねって感じ。単純に考えてグッドなコミュニケーションの機会が増える。

長女「なんでパパ、タコになってるん!?可愛いんですけど!?」

ボク「パパ頑張ってオクトをクリアしたんよー!あー、長女ちゃんのやつカッコいいゴーグルしてるじゃん!?どしたん?」

長女「これねー、サケを倒すやつでもらったんよー!いいっしょー!」

ボク「武器はなんなん?チャージャー!?それはさすがに攻めすぎじゃない!?当たる?」

長女「全然あたらん…何つかったらいいかなー?パパなに使ってるん?」

的な。

そして何故か口調がギャルっぽくなる的な?スプラトゥーンあるあるですよね?(聞いたこと無い)

あとは「勝つためにどうするか会議」とかも良い。マップを見ながら「やっぱり最初はこっちのルートを通ってさ~」「この場所で待ってたほうが相手から撃ちにくいからさー」とかお互いの考えを話すの。

ほら、こうなるとゲームをしてない時間も良い感じになるじゃないですか?楽しいじゃないですか。お互いの戦略を話して、評価して、実践して、ブラッシュアップしていくとかレベル高いアクションじゃないですか。

次女?

次女は操作が覚束ないので、夢遊病患者のようにフラフラと移動しながらデタラメにボタンを押して、スタート地点の辺りをチョロチョロと塗って、試合後に「もーー、全然塗ってない人がいるんだよー!足を引っ張らないでほしいよー!」って怒ってます。

それはお前だよ!!!!!!!!

(全然塗ってない人がどうたらこうたらはボクのマネです)

次女と同じチームになった人が不憫で不憫で、次女が対戦してるときは心が痛いんですけど、似たり寄ったりのレベルでマッチングするので次女級のプレイヤーが集まると別の意味で面白いゲームになりますね。無秩序すぎて。

5.子守りとして優秀(ダメなヤツ)

はいでたー!でたよー!これ1番ダメなヤツね!これを目的にしたらダメなやつ!

でもな!でもなーー!!あるじゃん!!絶対!!

「いやー、今は無理、君らの相手するの無理だわー」って日が。

「毎日毎日ピエロみたいに笑ってられないんすよ」っていうELLEGARDENな日があるじゃん(風の日じゃん)。

しょうがない。そういう時はしょうがないよ。体調が悪いときとかあるしね。

あくまで例外的な運用としてだけど、そういう使い道もあって有用。

6.やるべきことをやるモチベーションとなる

ニンジンをぶら下げた馬状態。

普段ならダラダラやるようなことを、ゲーム目当てでスパっとやるようになります。明日の準備とか、着替えとか。

やなぎ家では宿題以外の勉強をやることでプレイ時間が追加されるシステムなので、『Nintendo Switch』を買う前よりも勉強時間は伸びている!これがWin Winです! 楽しいこともできるし、勉強もするし!

悪い影響が出ないように気を付けたこと

1.ルールはしっかり守らせる

ゲームはやるべきこと(宿題とか片付けとか諸々)が全部終わってから!

プレイ時間も1回30分を厳守!

ということで、ここらへんはあんまり特例が出ないように頑張りました。

楽しいから沢山やりたい気持ちはわかるんだけど、「長時間やると目が悪くなる可能性がある」し、「やるべきことをやらないとやなぎ家の生活がまわらない」し、「ゲーム以外にも様々なことを経験してほしい」から、やなぎ家では無制限にゲームをさせるわけにはいかないのだ!という理由もセットで説明。何度も。

小1にもなると「お前のためを思ってのことなんやで~」ってのを理解してくれればそんなにダダをこねないですね。年少には無駄だけど。そういうときは「うるせー!ダメなもんはダメなんだよ!やなぎ家でパパがダメっつったらダメなの!好きなことを好きなだけやりたきゃ、自立してから勝手にやれ!!」って叫びながら次女を持ち上げてグルグル振り回すとゲームのことを忘れるのでおススメ。年少はチョロいなぁ~。

2.ゲームに限らず、魅力的なものとどう付き合うかを考える

ゲーム漬けの生活を危惧してゲームを買い与えたくないという親心はわからないでもないんですけど、やっぱり重要なのは「魅力的なものとの付き合い方」を学ぶことだと思うんですよ。

極論ですけど、子供が熱狂的なまでに『ウォーリーを探せ』にハマってしまって、宿題もやらずご飯も食べずウォーリーの絵本を眺め続け、しまいには学校帰ってくるなり「俺、ちょっと探してくるわ」とか言って外出するような生活になったとき、「ゲームじゃないから、まぁいいか!」ってなります?ならないよね!?「見つけた」とか言い出したらもっとヤバいし。え?うちの近所にウォーリーぽいのがいるの!?なにそれ怖い!ってなるじゃないですか。

それに、「よりによってウォーリー!?せめて将棋とかならプロを目指すとかあるけど、なんでウォーリー!?… ウォーリー好きでも食っていけなくない?……youtuberになって配信する??」ってなりますよね。

「はいっそれじゃあね、先日ついにウォーリーを見つけることができましたので、今日はですね、オドローを探してみたいと思いまーす!えー、知ってます?あれっ?みんな知らない?オドローってのはですねー・・・」

いやっ…厳しぃーー!こんなんほぼトーク力の問題だわー!ウォーリー関係ないわー

それだったらまだゲーム漬けの方がワンチャンありそう!!ってなるじゃないですか。ならないですね?ボクもそう思います。

ボクが言いたいのはですね、ゲーム以外にも子供を虜にしようとする魅力的なものは世間に溢れているので、ゲームだけ避けても意味が無いんじゃない?ってことです。漫画とか、アニメとか、スマホとか。ウォーリーとか。

そういうものを頑張って避けていてもですよ? 子供が大きくなって親の監視下から出ていったら、そりゃもうタチの悪いハマり方しそうじゃないですか。そう考えたら親の影響力が強いうちにゲームを与えて、しっかりコントロールできるようにトレーニングしといたほうが良いと思うんですよねー。子供がゲーム好きそうなら、敢えて与えて機先を制する的な。

3.ゲーム以外の遊びに精を出した

「ゲームより面白いものなんてこの世にないわー」ってなってしまうとゲーム依存が強まりそうなので、インドア派のボクが柔な心身に鞭を打って色んな所へ遊びに行きましたよ。

キッザニア行ったり気球乗りに行ったり焚火しに行ったりレルヒ祭り行ったりキャンプ場行ったり

めっちゃ頑張ったわー。自分でも驚くぐらい頑張ったわー

ボクとしても初めての体験が多かったので、自分の世界を広げる意味でも良かったですね。特に焚火が最高。天候が良ければ毎週末やりたい。全てを燃やし尽くしたい。

これが功を奏したのかどうかはわかりませんが、うちの子供たちは外に遊びに行くのも大好きなので、今のところ良好な状況です。

終わりに

つらつらと『Nintendo Switch』良かったわーという記事を書きましたが、これはあくまで親がちゃんと管理するという前提で書いてます。

親は買い与えるだけで、あとは子供に好きなように好きなだけやらせるというのならば、ゲーム買わないほうがいいと思う。

子供の自制心だけで対処できるレベルの刺激ではない

クソゲーだけを与え続けて負の先入観を受け付けるという悪魔的な教育方法をとらない限りは、ちゃんと親が監視しないと負の側面が出てくるかもしれないよ。気をつけようね!

でもちゃんと付き合えば良いこといっぱいだから、今のとこそんな悪い影響でてないから、まだ持ってなければ買おう。『Nintendo Switchを。そして『Splatoon 2』を。

そしてみんなの家の未就学児童を集めて戦わせよう。カオス!

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