2020年から小学校でプログラミングが必修化されることは当然知ってますね?
うっそ…まじかー…知らない系の人かー!
あ!なにその「やなぎも絶対しらないだろ」っていう目!
その語りすぎな目!
よく言われない?目がうるさいって。
言われないですか…はい言われませんね。すいません…
で、本題なんですけど、そのプログラミング必修化の中身。
これ放置プレイしてるとかなりマズくない?って思ったんで、取り返しがつかなくなる前に手を打つことにしましたんですよ。やなぎは。
結論としてはドローンを飛ばせって話になるんですけど、なんでそうなるかは順を追って説明していくんで、ついてきてね。
Contents
なぜプログラミングが必修化されるのか? ねらいは?
プログラミング必修化の具体的な内容に入る前に、まず必修化に至った背景をざっくり理解しておきましょう。
内閣「日本の成長戦略として人口知能とかに力を入れていきまっせー」
今年(令和元年)の6月に日本の成長戦略が閣議決定されました。
ざっくり説明すると、
「人口知能とかロボットとかビッグデータ等の先端技術をゴリゴリ活用して日本を豊かにしていくぜ!」
って感じです。
これが日本の今後の方針!覚えておいてね!
で、そうなってくると当然のことながら優秀な技術者がいっぱい必要になりますし、使う側にも知識が求められるようになるので、
国「じゃあまずみんなでプログラミング勉強しよっか。そんで先端技術を学んでいこうね」
ってのが大筋の流れ。
あと、こういう技術の発展によって、既に製造・販売・事務みたいな微妙なスキルの職が減ってるし、介護・清掃みたいな低スキルの職もそのうちロボットがやってくれるようになるんで、AI、ロボットを使いこなす側の人間になるか、AIやロボットではできない高度なスキルがないと将来ヤバイよっていうのも暗に含んでいたりいなかったり。
プログラミング必修化はいつから?何年生から?言語は?
小学生のプログラミング必修化は2020年から。言語は『Scratch』と『Viscuit』
文部科学省の『小学校プログラミング教育の手引』の内容を要約するとこんな感じ。
これを受けてですね、他のサイトだと
「実際にプログラミングをするわけではない!プログラミング的な考え方を学ぶだけだ!」
とか書いてあるんですけど、
教育の手引きを読み進めていくと出てくる「授業ではこんなことをやってね☆」ってやつを見ると
- (4年生 音楽) 様々なリズム・パターンを組み合わせて音楽をつくることをプログラミングを通して学習する
- (5年生 算数) プログラミングを通して、正多角形の意味を基に正多角形をかく
- (6年生 理科) 身の回りには電気の性質や働きを利用した道具があること等をプログラミングを通して学習する
文部科学省が作成した「小学校プログラミング教育に関する研修教材」を見ても、
- Scratch 正多角形をプログラムを使ってかく
- Viscuit たまごが割れたらひよこが出てくるプログラムを作る
こんな風に書かれているんで、公立小学校なんて9割9分この通りにScratchでプログラム書くことになりますよ。
ちなみに例示されている内容から判断すると、プログラミング的な内容は4年生から始まりそうな雰囲気。
各教科以外でも色々取り組め!っていう記述もあるので、やる気のある学校はもっと早くから始まる可能性も。
『Scratch』『Viscuit』って何?どんな感じでプログラミングするの?
プログラミング教育って”英語でコード打ってディスプレイに『HELLO WORLD!』とか表示させる”みたいな感じかなーって思ってたんですけど、全然違った。
小学校でやるプログラミングってこんなやつです。
Scratch
Viscuit
つっっっっっまらねぇーーーーーー!!!!
これってプログラミング??
でもさ、でもさ、でもさ、ファーストインプレッションがこれでいいの!?
プログラミングへのファーストコンタクトがこんなしょぼい感じでいいの?
そこにワクワクはあるの!?
プログラム必修化に対してやなぎが危惧しているヤバいとこ
- プログラミング素人の教師
- ゴミみたいな機材
- クソみたいなゴール(正多角形をかく)
数え役満でフィニッシュですよー。
これをやらせるのかー…
必修化で全員にやらせるのかー…見えるわー…
「プログラミングってクソ」っていう認識を植え付けられた子供たちが大量生産される未来が見えるわー。
質問に答えられない教師
解答例以外のプログラムをバツにする教師
動かないパソコン
フリーズするソフト
セイタカッケイって何?美味いの?という小学生。
プログラミングを学ぶ前にプログラミングで遊べ!『Airblock』
このままプログラム必修化に突入したら
「プログラムってくっそつまらない」っていう先入観を持つ子供がいっぱい出てくると思うんですよ。
違うじゃないですか。
つまらないのはプログラムではなくて、”学校の授業”じゃないですか。
ボクは娘にプログラムはつまらないっていう意識を持ってもらいたくない。
「プログラムは楽しくて便利」というイメージを持ってもらいたい。
プログラミングを学ぶのではなく、
おもちゃとして遊んでいたら、後になって「あ、あれってプログラミングだったんだ」って気づくのがベスト。
これが最高の導入じゃないですか?
で、これですよ。
『Airblock』ですよ。
さっきの『Scratch』みたいなアプリで
「前に進む」
「後ろに進む」
「上昇する」
「下降する」
的なブロックを繋げてドローンをプログラムで飛ばすの!
これは脳髄にガツンと来る体験ですよ!?
ぽちっぽちっぽちっとプログラミングして、
シュバッ!!
ビューーーーーーン!!
ってドローンを飛ばすんですよ!?
あー、これが未来だぜー!って感じ。
この『Airblock』、発砲スチロールみたいな素材でできてて、落ちても壊れない。壁にぶつかっても平気!
ファンを付ける位置を変えてホバークラフトとしても遊べるという死角の無さ。
あ、ごめん死角はあるわ。
軽すぎてエアコンの風程度でも進路が曲がってしまうので、屋外で思い通りに飛ばすのは難しい。
しかしながらそれを補って余りある面白さと教育的価値!
定価は2万以上らしいんだけど、楽天だと5000円ちょいだよ?
こんなサイバーなガジェットが。
小学生向け最高の知育玩具は間違いなくコレ。
誕生日プレゼントはこれで決まりや!
小学生でプログラミングの勉強をしておくべきか
動画を見てもらえばわかると思うんですが、小学生のプログラミングなんて大したことありません。
あんなもんパズルみたいなもんです。パズル。
慌てて勉強させる必要なんて全くなし。
東大合格を目指すAIを開発していた新井紀子教授(国立情報学研究所 センター長)が示唆に富む発言をしていて、ざっくりいうと
というようなことをおっしゃっています。
プログラミングは何かを成すための道具でしかなく、その道具を使いこなすには「定義・規則を理解する読解力」と「数学的素養」が必要不可欠。
言うなればプログラミングの基礎は「国語」と「算数」なんです。
国語も算数もおぼつかない子供にプログラミングなんか教えても上手く扱えません。
とはいえ
遊びとして自発的に楽しんでやるのであれば、それもまた成長のきっかけになるので、試しに面白そうなものに手を出してみるというのは悪くない選択。
やなぎ家の場合はプログラミング教室がドローンを飛ばすイベントをやっていて、単純に面白そうだと思って参加したら長女(小2)がプログラミングに興味を持ち、その流れでプログラミングを始めました。
近所に面白いイベントをやってるプログラミングスクールがあれば、必修化の前に行ってみた方がいいですよ。
絶対に学校の授業より面白い教育環境になってますから。
ちなみに中学生と高校生のプログラミングは?
中学校は2021年からプログラミングの分量が増加
中学校は現在も「技術・家庭科」の中で「プログラムによる計測・制御」という項目があるのですが、2021年からは「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」という項目が加えられ、プログラムに関する分量が倍加。
高等学校は2022年から『情報I』という共通必修科目が新設
現状では一部の学校にのみ選択科目で『プログラミング』があるのですが、2022年からは全ての高校でプログラミングを含む『情報I』という科目が新設されます。
共通必修科目なので全ての生徒が対象となり、プログラミングのみならず通信ネットワークや問題のモデル化、シミュレーションやデータベースの活用といったかなり高度な内容が盛り込まれています。
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